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大阪公演レポート 9月16日 エディオンアリーナ大阪



2017年では2度目の開催となる『WWE Live』大阪大会が9月16日にエディオン・アリーナで開催された。今回はスマックダウン所属スーパースターが来日して3王座戦を含む7試合の熱闘を繰り広げてジャパニーズWWEユニバースを魅了した。



【第1試合: SDタッグ王座戦】
◯コフィ・キングストン&ビッグ・E
●ドルフ・ジグラー&バロン・コービン
ショーは会場スクリーンに現れたダニエル・ブライアンの開会宣言でスタート。1試合目は先週SDタッグ王座に返り咲いたニュー・デイが早くも王座防衛戦。いきなり「ニュー・デイ、ロックス(最高)!」のチャントが始まると、先鋒のジグラーとコフィがチャントに合わせて足踏み合戦。さらに交代したビッグ・Eが腰グラインド勝負を繰り広げて笑いを誘うも、ジグラーから交代したコービンは再び交代したコフィを殺伐とした戦術で攻勢。粘った末に相手チームの連携攻撃から脱したコフィはビッグ・Eと連携を取り戻すと、コービンから交代したジグラーに反撃。ここで援護に入ったコービンをクローズラインで叩き出したコフィは、ビッグ・Eが捕らえたジグラーめがけてコーナー最上段からミッドナイト・アワー(ダイビングDDT)を炸裂して王座を防衛。セコンドに付いて応援していたエグゼビア・ウッズはトロンボーンを奏でて仲間の勝利を祝した。


1試合目から会場を揺るがす攻撃が炸裂



【第2試合】
◯ルーク・ハーパー
●エリック・ローワン
2試合目はルーク・ハーパー対エリック・ローワン戦。試合は開始早々から巨漢を誇る2人がぶつかり合う迫力満点の打撃戦が展開。豪腕から繰り出す打撃とパワフルな投げ技、強烈なボディ・アタックで畳みかけるローワンの攻勢に、体格から想像できない軽快な動きをこなすハーパーはリング外に叩き出してトペ・スイシーダを浴びせるなど機動力で対抗。その後も激しいせめぎ合いが繰り広げられた末に、コーナー最上段へ追い詰めたローワンをスーパープレックスで抱え落としたハーパーが、とどめのディスカス(回転式)・クローズラインを炸裂して試合を制した。


元ワイアット組の怪人同士が激突



【第3試合】
◯エイダン・イングリッシュ
●サミ・ゼイン
3試合目はエイダン・イングリッシュ対サミ・ゼイン戦。ゼインへの声援一色という場内ながらも、イングリッシュは美声で歌い煽りながら攻め立てる余裕ぶり。この屈辱的な劣勢に怒ったゼインは全体重をかけて繰り出した渾身のクローズラインで反撃を開始。さらに畳みかけてコーナーへ追い詰めたゼインが勝ちパターンに乗ったと思われたところで、イングリッシュはゼインにレフェリーを突き飛ばし、さらにサミング攻撃。これにひるんだゼインを捕らえたイングリッシュがディレクターズ・カット(フルネルソン・リバースSTO)で沈めて勝利。この番狂わせにジャパニーズWWEユニバースはどよめくしかなかった。


ダーティ戦術のイングリッシュにゼインもビックリ



【第4試合: ラストマン・スタンディング戦】
◯ランディ・オートン
●ルセフ
4試合目はランディ・オートン対ルセフのラストマン・スタンディング戦。試合は開始早々から場外戦に突入。するとリングの下から竹刀とイスを持ち出したルセフが猛攻に出るも、武器を奪ったオートンもやり返して激しい10カウント争奪戦が展開。やがてリングへ持ち込んだテーブルをコーナーに立てたルセフは、あらかじめコーナーロープに挟んでおいたイスめがけてオートンをぶつけ倒すと「ルセフ、マチカ(潰す)!」と叫んでダメ押しのアコレード(キャメルクラッチ)。それでも10カウント寸前で立ちあがったオートンに驚き、苛立ったルセフが攻め込むと、素早くサイドステップでかわしたオートンがコーナーのテーブルめがけてルセフを叩き込む起死回生の反撃。壊れたテーブルの中からやっとのことで立ちあがったルセフに照準を合わせたオートンがとどめのRKO(ジャンピングカッター)で撃沈。場内が大きく沸く中で、ルセフから10カウントを奪ったオートンが勝利。


貫禄のオートンは10カウント争奪戦で勝利



【第5試合: 3対4ハンディキャップ戦】
◯ナオミ&シャーロット・フレアー&ベッキー・リンチ
●ラナ&ナタリヤ&タミーナ&カーメラ
特別ゲストのアスカがリングに上がって「やっぱり大阪はいいですね!生まれ育った町なんで、ホンマに嬉しいなと思います」と挨拶。続いて「先日鎖骨をポキっと骨折してしまって残念なのですけれども、今日は試合をすることができません」と伝えたアスカは入場したシャーロット・フレアー&ベッキー・リンチ&ナオミ組のセコンドに。対するチームはラナ&タミーナ&SD女子王者ナタリヤ&カーメラ組とセコンドのジェームズ・エルズワース。試合が始まると、試合巧者のシャーロットとベッキーが攻め込めば、ラナとカーメラは悲鳴を上げてナタリヤとタミーナに助けを乞う戦術。それでもシャーロットが攻め込むと、今度はエルズワースが介入。ならばと威かくに出たアスカはステージ近くまでエルズワースを追いかけて舞台裏へ駆逐。その後は交代したナオミが猛烈なキック攻撃でカーメラを畳みかけて押さえると、次々に援護が入って混戦状態に。そして味方の援護で勝機をつかんだナオミが、交代して試合権を得ていたラナをリア・ビュー(ジャンピング・ヒップアタック)で沈めてチームに勝利をもたらした。


負傷欠場中のアスカはセコンドで参加

ハンデ戦はナオミが勝利に貢献



【第6試合: US王座戦】
◯AJスタイルズ
●ケビン・オーエンズ
6試合目は王者AJスタイルズにケビン・オーエンズが挑んだUS王座戦。ひときわ大きな歓声に迎えられて入場したスタイルズがコーナーに上がってアピールした直後にオーエンズが試合を待たず奇襲。試合が始まった後も一気に畳みかけたオーエンズは「驚異の男とは俺のことだ!」と叫んでアピール。これに怒ったスタイルズが連打の速攻から一気に畳みかけるも、オーエンズは決定打を封じ続ける試合巧者ぶり。その後も一進一退の攻防が続いた末に、牛殺しでオーエンズを沈めたスタイルズはコーナー最上段へ。ところが素早くコーナーへ向かったオーエンズがスーパープレックスを狙ってスタイルズを捕らえようとした。すると素早く抜け下りたスタイルズはオーエンズをリングへ落として勝機をつかむとエプロンへ。続いてよろめきながら立ち上がるオーエンズに照準を定めたスタイルズは飛び乗ったトップロープからオーエンズに飛び込むフェノメナル・フォアアーム(スプリングボード・フォアアーム(前腕)・スマッシュ)を炸裂。無残に倒れたオーエンズを押さえて王座を防衛した。


倶楽部バージョンで参戦のAJスタイルズは王座を防衛



【第7試合: WWE王座戦】
◯ジンダー・マハル
●中邑真輔
メイン戦は中邑真輔が王者ジンダー・マハルに挑んだWWE王座戦。試合が始まると、組み合いからロープへ逃れたマハルに中邑が「カモン!」と挑発。さらにストロングスタイルで畳みかける中邑に、マハルのセコンドに付いたシン・ブラザーズは介入作戦を開始。援護をもらったマハルが巻き返しを狙うも、これを封じた中邑は三角絞め、クロスアームブリーカーでマハルを痛めつけるとキンシャサ(ニー・ストライク)を狙う攻撃。しかし動きを読んだマハルがカウンターのジャンピング・ニー攻撃でダウンを奪って試合を振り出しに戻した。その後は激しい打撃戦からジャンピング・キックを放った中邑がマハルを一蹴。しかし、またもシン・ブラザーズの2人が次々に介入。これを中邑が蹴散らすも、その間に立ち上がったマハルが背後から捕らえた中邑をカラス(コブラクラッチスラム)で沈めて王座を防衛。試合後、再び襲いかかったシン・ブラザーズを叩き出した中邑は「今日は負けたけれど、まだマハルの王座に挑む権利を持っている。今度は勝って帰ってくるから、それまで首を長くして待っていてください」とスピーチ。そして最後は「準備はいいな?イヤァオ!!!」で熱狂の大阪大会を締めくくった。


中邑は惜敗でWWE王座奪取ならず

「次回は王者になって戻ってきます!」と約束